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小1で必要?|放課後デイサービス利用しない|通級指導教室だけを利用した体験談|不安が強い子の場合

就学へ向けて

就学相談と並行して放課後の居場所と療育の継続の為に

放課後デイサービスの利用を考える家庭も多いと思います。

私ももちろん検討したのですが、結局1年生の間は放デイの利用をしないと決めました。

息子は小学校で普通学級+通級指導教室の利用です。

この記事は、

不安が強いASDの傾向のある子が

放デイを行かず通級指導のみでの生活の入学から半年の実体験です。

結果から申し上げると

それでも療育面では大丈夫。息子の場合はむしろ放デイ利用は負担が多かっただろう

と思っています。

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・通っている学校は特別支援教室がある|在籍する学校で特別の指導を受ける教室です

通級との違い:特別支援教室は担当教員の方がその子供の在籍校に巡回し指導する方法です。

子どもが別の学校に移動をする必要がなく、内容は通級指導教室と一緒だと思います。

(わかりやすいように記事内では全国的に多い「通級」で表現します)

子供や家族の負担も少ないので全国的に広まって欲しいですね。

・放デイは通いませんでした

なぜ放デイの利用を見送ったかの理由は以下の通りです

預かり保育を嫌がる子供|理由:不安が強い特性があるから

・幼稚園の預かり保育が大嫌いだった

・帰る子が居るのに自分は帰れないのが理由

・ずっと嫌だった様子が変わらない

・不安が強いとわかっているのだから不安を取り除くことが第一

この不安が強いという特性がある為に

経験不足によってできないことが多かった幼稚園児時代だったので

嫌がってでも放デイに通わせて経験を積ませる方が良いのか迷いました。

3歳の一番不安がピークだった頃に以下のような症状がでていました。

・知らないお友達が近寄るとえずく

・チックのようなまばたきが少しあった

・子供が多いと1人で遊具で遊べない

同じような事には絶対にさせたくありませんでした。

やはり小学校入学という大きな環境変化がある中で、新しく放デイに通うというのは

息子の特性上無理があると判断し、普通級と通級指導のみでの生活を決断しました。

・通級 週1・2時間で何を学ぶ?

療育センターは未就学児時代で卒業になるので

放デイを利用しない選択をすると療育のような活動が通級だけになります。

5月より通級指導開始になり息子は月曜日の1.2時間目での活動となりました。

利用人数が気になるところでしたが、1年生だけの利用で3人で開始になりました。

1年生のうちは学校という場所と向き合う為の指導

小1の通級の内容

・1時間目 小集団で体を動かす授業(OTのような内容)

 小集団の着座でのSTのような内容

・2時間目 個別で着座のST・OTの様な内容

毎週、個別の通級指導担当の先生よりコメントと

普通級の担任の先生のコメントが書いてあります。

家庭からコメントを記入して返却する方法ですが、このやりとりは非常にありがたいです。

普通学級のみですとこのやりとりができずに、子供の学校の詳しい様子はわかりません。

担任の先生が毎週コメントを書いてくれるのも普通級に通うだけでは難しいと思うので

本当にありがたい事です。

1年生前期の通級の時間は主に小学校という場所に慣れる事

安心できる居場所を作る事が大きな目標でした。

個別の目標では息子の場合は「話をしっかり聞く」「みんなの前で発言をする」

などでした。個別での声掛けのおかげで目標達成は順調です。

通級ではお友達とのコミュニケーションを深めるような

本人の苦手分野のトレーニングは今後行っていくそうですが、

前期の目標である授業の取り組み方も習得し、授業をしっかりと受け

さほど困らずに生活できています。

・通級は居場所作り|行き渋り対策として効果あり

たまたまなのか、月曜日の1.2時間目が通級でしたので行き渋り対策になりました

ほとんど療育センターでやっていたような「本人にとっては遊び」のような内容だったので楽しく通えました。

登校渋りが起きそうな月曜日は

通級で楽しい事があるからという理由で前向きな声掛けができ

本人も気持ちを切り替え登校できています。

通級がない日も、学校内で個別の担当先生などが息子を見かけると声掛けをしてもらえるので

特定のお友達ができなくても学校での孤立感も感じていない様子です。

・小1は宿題に時間がかかる

さて、通級に通い、受けなかった普通級の授業の補習は家庭でというのが一般的かと思います。

放デイから帰った後の時間配分に無理が生じそう

通っている学校も同じで、帰宅した後に宿題と一緒に自宅で補習をします。

どこを学習したのかは宿題を目安に家庭で判断し教科書を見ながら指導します。

担任にもよるかと思いますが、教科書のどこを授業で行ったかなど細かい事は連絡がありません

しかし、後に抜けているところは先生から付箋をしていただけるのでそこまで困ることはありませんでした。

補習を放デイでやっていただけると良いなと思いますが、

わからない事を親が見逃さない為にも宿題と、できなかった授業は

家庭でやったほうが良いだろうなと私は考えています。

・今後の通級はコミュニケーションの取り方を学んでほしい

面談では本人の苦手をしっかりと伝えよう

小1の半年を過ぎましたが、

息子には特定の仲良しと言えるお友達がまだできません。

子供同士のコミュニケーションが苦手なので今一番気がかりなのは

このままコミュニケーションが取れないとクラスで浮いてしまうのではないかと心配しています。

放デイには通わせたい理由はまさにそこで、

息子の主治医もコミュ力を学ぶのには放デイはおススメとおっしゃっていました。

しかし、不安が強い特性があるので本人が放デイに興味が持てるまで

子供の様子を観察しスモールステップで世界を広げたいと思っています。

我が子は小学校に通うことだけで精一杯。

ですので通級でコミュニケーションの勉強を重点的にしてほしい事を面談で伝えています。

2年生も継続で通級利用のお願いをしました。

この半年で宿題や授業に問題なく付いていけることがわかりほっとしています。