息子には触覚過敏があり、そのせいでチャレンジできない事が沢山ありました。
公園などで同年代の男の子のやんちゃぶりと比べると
恐る恐る砂場で遊ぶ我が子を見て悲しいものもありましたが、
現在小学一年生の息子は
幼児期の頃苦手だったことが沢山できるようになりました。
しかし、苦手なものもまだあります。
焦らずじっくり、本人がチャレンジできることから
ゆっくり始めていけば本人の自信にもなると思いますし、
その小さな自信が自分でチャレンジする大きな一歩になると今は思っています。
・不安が強いASDの男の子苦手だった事の特徴
爪切りを嫌がる→痛いという
特定の衣服のみを着用する→成長に伴いボタンつき襟つきは徐々に着れなくなる
靴下を履かない→成長に伴い徐々に履きたがらなくなる
砂や絵の具、粘土などを使った遊びを嫌がる
食べ物や糊などベタベタしたものを嫌がって触れない→気が付いた時からにベタベタしたものは極度に嫌がっていました
他にも数えきれない程嫌なものがあります。
息子の特徴は指先足先など末端に関する過敏が目立って言いました。
・和らげる工夫|OTでのアドバイス【感覚過敏はこだわりに変わっていく】
OTでのアドバイスでは基本的にはスモールステップでできることを増やしていこうとのことでした。
感覚過敏はこだわりに変わっていくと担当OTさんが教えてくれたのですが、まさにそうでした。
あと、指先で色々な刺激をうけると徐々に受け入れられる感覚が増えるらしいです。
しかし不安が強いが故になかなかチャレンジができない息子でしたが、
言葉の理解が進むにつれて本人が納得できることは妥協できるようになりました。
幼児期に必要なのは、苦手な過敏なところを少しずつ慣れさせ
本人のやってみようという気持ちが芽生えるまで
じっくりと気長に待つことを手助けしていく事、
幼児期から学童期に移ったときに妥協できることを増やしておく事なのかと今はそう思います。
・不安が強い男の子のスモールステップとその後小1になって|おうち療育で役に立ったもの
爪→寝ていつる間に切る、その事ことを告げておく。
寝ている時痛くないから起きている時に切っても大丈夫と親指だけ切る、徐々に本数を増やす。
年中の半ばくらいから起きている間でも切れるようになりました。ただ小指はまだ嫌がります。
嫌がりつつも動くと危ないことはしっかりと分かっているので切れます。いつも褒めて終わらせます。
ベタベタしたものを嫌がって触れない→糊は始めはやってあげていました。
色が付くのり「きえいろ」でやると塗ったところが青く見えるのでわかりやすそうでした。
徐々にスティック糊で、紙を支えてあげながらチャレンジさせていました。すぐに拭ける様にウェットティッシュを置いて作業しいぇいました。
のりが嫌な時はセロハンテープで工作し、一部だけのりを使うなどをやっていました。
ベタベタした食べ物はビニール袋でつかませて食べさせていました。
1回出来たら褒めて、しばらくは食べさせていました。
外食時もビニール袋は持参しいつでも自分で持てるように対応していました。
小1の現在はスティックのりですが自分でできるようになりました。
大好きなみかんも自分で剥けるようになりました。
最近ブームの焼き鳥の棒も持てるようになりました。ビニールだど逆に持ちにくいと気が付いたみたいで
今はウェットティッシュを巻いて食べています。手についてもすぐに自分で拭いています。
砂場は砂場に入って道具を使って砂に触らせない方法で一旦は楽しませました。
靴に砂が入ると嫌がって終わらせてしまいうので何度も何度もはたいて履きなおしをさせていました。
「大丈夫大丈夫、砂とってまた遊ぼうね」何度もです。面倒がらずに。(めっちゃ面倒でした…)
どんぐりで宝さがし→指で掘れるくらいの場所に仕込む
磁石を持っていき砂鉄採集もしました。
徐々にですが砂に指先を入れられるようになりました。
見た目に汚い砂場だと触らないので
自宅のベランダにきれいなの砂を置いてみたら指で手のひらで触ることができるようになり、
徐々に公園の砂場も触れるようになりました。
小1の現在は砂遊びはもうあまりしないですが、土など手が汚れたら自分で洗って対応することができるようになりました。
虫の吐き出す液体もうわー!と言いながら洗ってはまた虫を探して追いかけています。
服→ベビーレギンス+カットソーの一択になる。
とりあえず着てくれるからよしとし、買い物のついでに店に
沢山の種類があることを見て学ばせる。
試着させ気に入ったものも着ない場合がほとんどなので、その時は
「大丈夫、いつか着れるようなるよ」と認める
(そしてフリマアプリで潔く売る)
真冬になると寒いのでフリースだけは着用してくれました。
小1の現在は、入学式はストレッチが効いているジャケットとジョガーパンツ、中は無地のTシャツで乗り切りました。
説得に応じてくれるくらいに成長してほっとしました。
今も襟付きはシャツなどは着れませんが、フード付きパーカーが着れるようになりました。
ベビーレギンスもサイズがもうないと説得して小1前半で卒業でき
ジョガーパンツやジャージ素材のハーフパンツで過ごせるようになりました。
幼児期前半はこのまま着れないものが増えなのでは心配でしたが、
きっかけは最近になって本人が周りの男の子の服装を観察できるほど周りを見る余裕ができたからだと思います。
靴下→成長するにつれ履かなくなる。もうこれは諦めました。本人のこだわりポイントの様です。
こだわりは他人に迷惑がかからないことであればある程度許容することにしました。
何故なら自分にメリットがあるときだけ履くのです。
例えば雪遊びの時、靴下必須の室内遊具の時です。
これでよいのだと思います。そのうち自分で判断するでしょう。