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田中ビネー知能検査Ⅴ・LCスケールの検査結果 知的なしグレーゾーンの息子|3歳からの個別療育・不安が強い男の子の場合③

療育

息子が療育を始めてまずは【評価】をしていただきました。
この検査で「息子に対して漠然とした不安」が
「どんな対応をしていけば本人の為になるのか」
が明確になりました
。自分の肌感覚で育児していてもうまくいかない事ばかりでしたのでとても役に立ちました。

・田中ビネー知能検査Ⅴ・LCスケールはどんな検査?チャンスがあれば受けたほうが良いと思いました。 

ざっくり言うと

【田中ビネー知能検査V】
精神年齢(MA) 知能指数(IQ) を算出

【LCスケール】
言語コミュニケーション年齢(LC年齢)言語コミュニケーション指数(LC指数)
だそうです。

検査と言っても言語聴覚士さんと遊びながら、褒めて貰いながら楽しく行っていた印象です。
検査結果の言語聴覚士さんのコメントはとても客観的に息子をみてくださり、
生活の中で困った事を解決するための声掛けのヒントになる事が沢山盛り込まれていました。

・知的遅れなしASDグレーの息子の場合の検査結果

【息子の検査結果田中ビネー知能検査V】

検査時年齢3歳10ヵ月
精神年齡(MA)3歳8ヶ月
IQ95

【息子の検査結LCスケール】

検査年齢3歳8ヶ月
LC年齢
総合2歳9カ月
言語表出2歳6か月
言語理解2歳10か月
コミュニケーション2歳9カ月

LC指数
総合76
言語表出78
言語理解74 
コミュニケーション74

平均が100、前後15までがごく平均範囲内として指数が算出されるそうです。
つまり息子の場合85~115平均の数値より外れているということになります。

このように2つの検査で

息子は知的の遅れはみられず、言語の発達に遅れがある

ということが可視化されました。

ただ就学相談の際にWISC-Ⅳ知能検査での言語理解指数は平均より上でした。

療育の成果かはわかりませんが、検査を受けて苦手を可視化しアプローチしていくことで本人の不安を取り除くことができ結果言語理解に関しては心配はなくなったのかなと思います。

やらないよりはやったほうが良い。と私は思っています。

↓には言語聴覚士さんからのコメントを記載します。

参考になるかはわかりませんがよかったらご覧ください。

・言語聴覚士さんの評価のコメント

知的発達は、年齢相応の結果となりましたが、発達のバラつきを認めました
言語発達は1歳ほどゆっく りとした発達を示しました。
発達の中でも、言語コミュニケーション領域は、苦手な領域と言えます。
発達の偏りや、 感覚の偏りもあるお子様なため、日常場面では不安を抱えやすいと考えます。
色々と理解できることも多いお子様で すので、 ご本人の不安な気持ちを否定しないことが大切です。
その中で、 スモールステップで出来るところからチャ レンジしていくことが必要と思われます。
まずは、ご本人の「チャレンジしようと思う気持ち」や、「がんばってみ ようかな」 といった気持を含んでいけるような関わりが、現段階では大切と思われます。

言語面においては、ご本人の中では、苦手な領域と考えられます。
言語を介さない非言語コミュニケーション理解 もゆっくりさを認めます。
指示的で的確な指示をすること、合わせて状況を理解しやすいよう視覚的な手がかりを併用することが有効と考えます。
初めてのことは、イメージもしにくいため、不安につながりやすいと思われ ます。
事前説明や慣れるところからプランを立てていけると良いです。
言語表出面でも、自分で何かを発信すること、 特に慣れていない環境下で伝えることは苦手と思われます。
恥ずかしいときや、不安な時は、まだ言葉にすることが 難しく、行動で示したり、照れ隠しをする場面もあるようです。
そんな時は、 「恥ずかしいんだよね。」 や 「ちょっ と心配だよね。 分かるよ。」などお子さんの気持ちを大人が代弁しながら、
少しずつ心つけてあげ、 の表現につなげていけるようにしていきましょう。
大人が近くで寄り添えない場合も、困ったときなどの対応の 方法を事前に確認しておけると良いかもしれません。

<集団参加において>
4月からの集団生活も慣れるまでには、時間が必要なこともあるかもしれません。
だけでの指示は、周りの子 と比べると理解がしにくいことがあるかもしれません。
その点、配慮や助けがあるとご本人も安心して参加できる ものと思います。

一方で物事を理解し考える能力は年齢相応の力を持っているお子様です。
ある程度、 お子さんんが納得すること、不安を解消することが、様々なことをチャレンジしていく原動力の一つであると思われます。
繰り返しの中 支援を使いながら、ご本人と相談しながらすすめていけると良いでしょう。
また、うまくできていることや問題な ぐ取り組めていることに関しても、本人なりに頑張っていたり、すごく努力をしていることもあると思われます
できていないことや苦手なことには、お子さん自身も注目しやすいものです。
出来ていることや、頑張れていることなどにも焦点をあてるような声掛けがあると、
今後のお子さんの育ちや、苦手なことへのチャレンジにつながってくるものと考えています。